はじめての断捨離ガイド!初心者向けにわかりやすく解説

断捨離のススメ

「断捨離に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない…」

そんな方へ向けて、断捨離で本当の自分の人生を見つけることができた私が、断捨離の基本や効果、実践方法をわかりやすく解説します。

断捨離とは、ただモノを捨てる行為ではなく、自分にとって本当に必要なモノを選び取ることで、自分の価値観や暮らしを見つめ直すきっかけになります。モノが減ると心に余裕が生まれ、毎日が少しずつラクに、豊かになっていきます。断捨離で得られる効果はあなたが思っている以上でしょう。

この記事では、初心者でも無理なく始められるステップや、続けるためのコツ、注意したいポイントもご紹介。はじめての断捨離に興味のある方はもちろん、自分の人生に真剣に向き合っている方に読んでいただきたい内容です。

はじめてでも大丈夫!断捨離を成功させてあなたの本当の人生をスタートさせましょう。

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【基本】断捨離ってなに?初心者にもわかる超シンプル解説

よーし!いらないものを断捨離するぞー!

ちょっと待った!
断捨離の本当の意味って知ってる?
知ってやるか知らないでやるかで得られる効果が変わってくるよ。

 

不要品を捨てるときに「断捨離しよう」などと使われがちですね。
断捨離とはどのような意味でしょうか?

断捨離の言葉の意味は、
「不要なモノを捨てること」ではなく、
「自分にとって必要なモノは何か考えること」です。

言葉の由来はヨガの考え方にあります。

  • 断…断行(不要なモノとのかかわりを断つこと)
  • 捨…捨行(不要なモノを捨てること)
  • 離…離行(不要なモノに執着せずに離れること)

つまり断捨離とは、

「快適な空間にするためにモノの整理をする行為」ではなく、
「モノの整理をすることで自分の価値観を振り返り、より豊かな人生を送るための考え方」のことです。

そのため、断捨離をした後にモノを手放すことはもちろん、自分でも気づかなかったようなモノへの執着心が無くなり、自分の人生とモノとの距離感が確立していることが大切です。

ただ不要品を捨てることが断捨離じゃないんだね。

モノとの関わり方を考えることで価値観がハッキリするよ。
だから断捨離して人生が変わる人が多いんだ。

【メリット】断捨離で何が変わる?初心者が感じる10個の効果

はじめての断捨離には効果がいっぱい。以下の10個にまとめました。一つでも効果を実感したい人は断捨離にチャレンジしてみましょう!

断捨離の効果

  1. 価値観の棚卸し
  2. 安心感
  3. 時間のゆとり
  4. 家計の改善
  5. 快適な空間
  6. ラクな毎日
  7. 整理整頓スキル
  8. ファッションセンス
  9. ワクワクするマイホーム
  10. 幸運

効果① 価値観の棚卸し

断捨離は、自分の「本当の価値観」を再確認するチャンスです。

初心者の多くが、「周りが持っているから」「みんなが使っているから」といった理由で、実は自分にとって不要なモノを持っています。

TVやSNSの影響で、「持っていて当たり前」と無意識に思い込んでいませんか?その“当たり前”を一度手放してみてください。本当に必要なモノを見つめ直すことで、あなたの価値観が自然と浮かび上がってきます。

残ったモノ――
それこそが、あなたにとっての「本当に大切なもの」です。

効果② 安心感

断捨離によって不要なモノを手放し、本当に必要なモノだけに囲まれた暮らしは、大きな安心感をもたらしてくれます。

モノが少なくなることは、一見すると寂しさや不安を感じさせるかもしれません。しかし、断捨離を通して「自分にとって何が本当に必要か」に気づき、その選び抜かれたモノとだけ関わる暮らしは、心に落ち着きと余裕を与えてくれます。

「自分の周りには、自分が選んだ大切なモノしかない」

そんな満ち足りた安心感を、あなたもきっと感じられるはずです。

効果③ 時間のゆとり

1日は24時間。これはすべての人に平等に与えられています。

けれども、その24時間を本当に有効に使えているでしょうか?私たちの1日の中には、「無駄な時間」が潜んでいないでしょうか。

たとえば、断捨離をしたときに「不要なモノ」がたくさん出てきたとします。その不要なモノに、私たちは今までどれだけの時間を費やしてきたのでしょう。探し物をしたり、掃除がしづらくなったり、管理に手間がかかったり……。それはまさに「無駄な時間」だったかもしれません。

そうしたモノを手放すことで、私たちは時間も手放すことができます。時間に余裕がないと、つい時短家電や時短テクニックに頼りがちになりますが、根本からムダを減らせば、「時短」に頼らなくても自然と時間が生まれるのです。

断捨離は、空間を整えるだけでなく、時間を整える行動でもあります。モノに奪われていた時間を取り戻し、本当に「有益な時間」で満ちた日々に変えてみませんか?

効果④ 家計の改善

不要なモノを買うために使っていたお金や、それに関連してさらに買い足していたモノ・関わっていたこと。それらはすべて「無駄遣い」と言えます。断捨離を実践することで、この無駄遣いを減らすことができ、自然とお金が貯まりやすくなります。

さらに、必要なモノだけに囲まれた環境では、集中力が高まり、仕事・副業・家事・育児などにもより専念しやすくなります。

その結果、生産性が向上し、支出の削減だけでなく収入アップも期待できるのです。

効果⑤ 快適な空間

必要なモノだけに囲まれたシンプルな空間は、それだけで驚くほど心地よく、スッキリと感じられるものです。

モノを手放すことで生まれる“余白”には、視覚的にも気持ち的にもゆとりが生まれ、部屋全体が広く、開放的に感じられます。間取りは変わっていないのに、まるで引っ越し直後や賃貸の内見時に感じたあの爽やかな空気が戻ってくるような感覚——そんな毎日を、自宅で過ごせたら素敵だと思いませんか?

実は、モノが少ないと空気の流れもよくなります。反対に、物が多すぎると空気が滞りやすくなり、ホコリやカビといった不快なものが発生しやすくなることも。つまり、スッキリとした空間は、見た目の美しさだけでなく、清潔で快適な環境づくりにもつながっているのです。余白を楽しむ暮らしは心地いいですよ。

効果⑥ ラクな毎日

不要なモノがなくなることで、空間は格段に掃除しやすくなります。メンテナンスが必要だったモノも手放せば、その手間すら不要になります。たとえば、掃除機をかける際、床にモノがあると一つひとつどかさなければなりませんが、床に何もなければ、掃除は驚くほどスムーズに進みます。

モノが少ないと散らかりにくく、片付けの手間も最小限に。職場での断捨離は業務の効率化に、自宅での断捨離は家事や育児の負担軽減に直結します。

家事・掃除・片付けなどを「ラクにしたい」「生産性を上げたい」と考えるなら、断捨離は欠かせないアクションです。

効果⑦ 整理整頓スキル

断捨離は、整理整頓の第一歩です。

「5S」と呼ばれる整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)は、職場でも重視される大切な習慣です。あなたの職場や、普段使っている机の上は、きちんと整理整頓できていますか?

断捨離を習慣化することで、「何が必要で、何が不要か」を見極める判断力が自然と身につきます。これはモノだけでなく、暮らし全体の質にも大きく関わってきます。

整理整頓のスキルを磨けば、生活がより快適に、心にもゆとりが生まれます。まずは身の回りのものを見直して、豊かな暮らしへの一歩を踏み出しましょう。

効果⑧ ファッションセンス

クローゼットには何着の服がありますか?
引越しの現場では、一人で30〜50着の服を持っている方をよく見かけます。
多くの場合、クローゼットに収まりきらず、ハンガーラックを追加して対応しています。

服が多いということは、それだけファッションの選択肢があるということ。しかし、視点を変えれば、毎日のコーディネートに悩みやすくなるという一面もあります。

思い切って、服を10〜20着に厳選してみませんか?

断捨離をすることで、ファッションに悩む時間が減り、自分に本当に似合う服だけが残ります。その結果、よりオシャレに見えるようになるかもしれません。

効果⑨ ワクワクするマイホーム

断捨離をすると「早く帰りたい!」そんな家がつくれます。別に新築の戸建住宅を建てなくても家に帰るのが楽しみになるでしょう。

いらない物がない、すっきりと整った空間。
お気に入りのモノだけに囲まれた部屋。
センスが光るインテリアに包まれて過ごす日々――。

そんな家なら、「早く帰りたい!」と思わずワクワクしてしまうはず。
朝も気持ちよく目覚めて、一日が軽やかに始まります。

家でコーヒーを飲む、ゲームを楽しむ、料理をする、仕事に集中する。
ただぼーっと過ごすだけでも、なんだか心地いい。
そんな“インドア派になってしまう部屋”を目指してみませんか?

断捨離で、毎日の「おうち時間」はもっと楽しくなります!

効果⑩ 幸運

断捨離をすることで、気持ちが明るく元気になります。なぜなら、自分にとって本当に必要なものに気づけるからです。

「足りないもの」ではなく、「すでに持っているもの」に目を向けることで、日々の暮らしの小さなことにも喜びを感じられるようになります。

物に感謝する心が芽生え、その感謝の気持ちはやがて“ご機嫌な心”へとつながります。
そして、このご機嫌な心で行動していると、不思議と“運”も味方してくれるようです。

運は目に見えないし、コントロールできるものではありません。
でも、断捨離には、そんな運さえも引き寄せるような、不思議な力があるのです。

【やり方】7ステップ解説!はじめての断捨離ガイド

はじめての断捨離を成功させるために細かく具体的な7つの作業に分けて解説します。この断捨離ガイドで取り組むことで確実に達成できます!

断捨離ガイドー7ステップー

  1. 目的を考えよう
  2. 基準をつくろう
  3. 場所を決めよう
  4. 全部出してみよう
  5. 3つに分類しよう
  6. 定位置を決めよう
  7. いらないモノを手放そう

step① 目的を考えよう

「物が多いからとにかく減らしたい」といった表面的な理由ではなく、もっと深い目的を明確にしてみませんか?
たとえば、「断捨離を通じて自分の価値観を見直し、これからの人生に活かしていく」といったように、あなた自身の心にしっかり根ざした目的です。

断捨離を進めていくと、思った以上に物が捨てられなかったり、途中で面倒になって挫折したり、「もったいない」と感じて収納でごまかしてしまったりと、いくつもの壁にぶつかることがあります。

そんなときにこそ、最初に立てた“明確な目的”があなたの背中を押してくれます。
はっきりとした目標があるからこそ、ブレずに断捨離の成功ルートを進んでいけるのです。

まずは、自分がなぜ断捨離をしたいのか――その「目的」を言葉にしてみましょう。

step② 基準をつくろう

不要なモノを見極めるためには、自分なりの断捨離の基準を持つことが大切です。

おすすめの判断基準は、次の4段階です:

  1. 必要なモノ
  2. 重要なモノ
  3. 好きなモノ
  4. 使えるモノ

断捨離が初めての方には、まず「使えるモノ」から手放すことをおすすめします。

なぜなら、「使えるけれど使っていないモノ」は判断がしやすく、手放しても後悔しにくいからです。

例えば、「まだ使えるから…」と取ってあるけれど、実際にはずっと使っていないモノ、部屋にありませんか?そこには「もったいない」という感情があるかもしれませんが、その気持ちにとらわれていては、断捨離は進みません。

スムーズに断捨離を進めるためにも、自分にとっての判断基準をしっかり決めることが大切です。

step③ 場所を決めよう

それでは、断捨離を始めましょう。まずは「場所を区切って、小さなエリアから手をつける」ことをおすすめします。
たとえば、キッチンの収納棚の一部、クローゼットの中の夏服、衣装ダンスの1段目、本棚の1段目など、狭い範囲から取り組むのがポイントです。

というのも、断捨離を始めたばかりの頃は、「残すモノ」と「手放すモノ」の判断が難しく、思った以上に時間がかかってしまうことが多いからです。いきなり「リビング全体を片づけよう」とするのは、ハードルが高く、挫折の原因にもなりかねません。

だからこそ、最初は小さなスペースから一歩ずつ進めていくことが大切です。確実に成果を感じながら、断捨離のコツをつかんでいきましょう。

step④ 全部出してみよう

次に、その場所にある物をすべて取り出し、一度テーブルや床などの一カ所に広げてみてください。そうすることで、持ち物が見やすくなり、判断もしやすくなります。作業効率もぐんと上がるでしょう。

すべてを出すことで、そのスペースは一時的に空っぽになります。この状態を見るだけでも、驚くほどスッキリとした気分を味わえるはずです。

反対に、物を出さずに片づけを進めようとすると、考えがまとまりにくくなり、時間も手間も余計にかかってしまいます。

あとは、自分で決めた基準に従って、「残すもの」と「手放すもの」を丁寧に選び分けていきましょう。

step⑤ 3つに分類しよう

これはとてもシンプル。手に取ったモノを「いる・いらない・保留」の3つに仕分けていくだけ。

step②で決めたあなたの断捨離基準に合わせて分類しましょう。ただ分けるだけではなく、「どんな基準で分けるか」が大事なんです。

仕分けの基準と3つの分類を下の表にしました。

基準 分類
必要か? 必要・不要・保留
重要か? 重要・些細・保留
好きか? 好き・嫌い・保留
使えるか? 使える・使えない・保留

中でも、断捨離初心者におすすめなのが「使えるかどうか」を基準にする方法です。

つまり、

  • 使えるモノ → 残す
  • 使えないモノ → 手放す
  • 迷うモノ → 一旦「保留」にする

という3つの分類で進めていきます。

もちろん、できるだけ「保留」は少なくしたいところですが、無理に決める必要はありません。迷ったモノは、いったん保管し、しばらく使わなかったら次回の断捨離で判断しましょう。

ポイントは、「感情ではなく基準で仕分ける」こと。
手に取ったそのモノが、どの分類にあてはまるのか。自分に問いかければ、自然と答えが出てくるはずです。

step⑥ 定位置を決めよう

モノが散らかったり増えたりしやすい原因のひとつは、「モノの定位置が決まっていないこと」。せっかく整理しても、戻す場所が曖昧だと、またすぐに元通りになってしまいます。

なので、残すと決めたモノたちに、それぞれの「居場所」をつくってあげましょう。

ポイントは、“使う頻度”で置き場所を選ぶこと。

  • よく使うものは、普段の生活動線の中に収納するのがベスト。手が届きやすい場所にあると、出し入れもスムーズで、自然と片づけが習慣になります。
  • あまり使わないものは、押入れや収納棚などの見えない場所へ。普段の邪魔にならず、スッキリした空間を保てます。

ちょっとした工夫で、片づけやすく、散らかりにくい暮らしに変わりますよ。

step⑦ いらないモノを手放そう

最後に、不要になったモノを思い切って手放しましょう。
手放す方法は大きく分けて「売る」「譲る」「捨てる」の3つがあります。

「断捨離」という言葉には“捨てる”という意味も含まれているため、つい捨てることを優先しがちですが、それだけでは断捨離の本当の価値を十分に感じられないこともあります。捨てる前に、モノの手放し方を見極めることがポイントです。

手放す方法① 売る
まず検討したいのが「売る」という方法です。フリマアプリやリサイクルショップ、ネット買取などを活用すれば、不要なモノをお金に変えることができます。中でもおすすめは「宅配買取」。自宅にいながら簡単・便利に売却でき、手間が少なく高く買い取ってもらえるケースも多いです。
宅配買取で売ってみるならこちらがおススメです
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手放す方法② 譲る
次に、「譲る」という選択肢もあります。家族や友人、知人など、身近にそのモノを必要としている人がいるかもしれません。自分には不要でも、誰かにとっては価値あるモノであることは意外と多いものです。モノを譲ることで、相手が喜び、自分も温かい気持ちになれるでしょう。
手放す方法③ 捨てる
どうしても売れない、譲る相手も見つからないという場合は、思い切って「捨てる」ことも大切です。中には処分に費用がかかるモノもありますが、お金を払ってでも手放す経験は、今後のモノとの向き合い方に良い影響を与えてくれます。

このように「売る・譲る・捨てる」と順を追って考えることで、無理なく、心地よく不要なモノとお別れできます。自分に合った方法で、スッキリとした暮らしを目指しましょう。

【コツ】これで挫折しない!初心者でも成功できる断捨離のコツ8選

自転車に乗るとき、卵をきれいに割るときなどに“コツ”をつかめているかどうかで結果は大きく変わります。断捨離も同じ。8つのコツをお伝えします。

断捨離のコツ

  1. 感情ではなく基準で仕分ける
  2. 具体的な計画をたてる
  3. 1day1out 習慣
  4. 迷ったら“保留”にする
  5. 気持ちを言葉にしてみる
  6. 誰かに手放す気持ちをもつ
  7. “10個の効果”の再確認
  8. 楽しむ工夫をする

コツ① 感情ではなく基準で仕分ける

断捨離ガイドstep②でお伝えした通り、不要なモノを見極めるためには、自分なりの“断捨離の基準”をしっかり持つことがとても重要です。
この基準があいまいなままだと、「もったいない」「思い出があるから」といった感情が先に立ち、手放す判断が難しくなってしまいます。

特に、思い入れのあるモノや高価だったモノほど、感情に引っ張られがちです。
だからこそ、「これは本当に今の自分に必要か?」「本当に好きなものか?」など、自分が決めた基準に照らし合わせて淡々と仕分けていくことが大切です。

迷ったときほど、感情ではなく“基準”に立ち返るようにしましょう。

コツ② 具体的な計画をたてる

断捨離を始めるとき、「一気に全部片付けよう!」と気合を入れてしまいがちですが、それは初心者にとって非常にハードルが高いものです。
無理に一度で終わらせようとせず、少しずつ進めていくのが成功のポイントです。

たとえば、「今日はこの引き出しだけ」「来週はクローゼットを見直そう」「1か月後には必要なモノと不要なモノの仕分けが終わっている状態を目指そう」など、具体的な計画を立てて取り組むのがおすすめです。

断捨離は一度きりで完結するものではありません。定期的に見直しをすることで、自分に本当に必要なものだけに囲まれた快適な暮らしが実現できます。焦らず、自分のペースで続けていきましょう。

コツ③ 1day1out 習慣

「断捨離をしたいけれど、まとまった時間が取れない…」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そんな方にぴったりの方法が 「1day1out(ワンデイ・ワンアウト)」 です。

この習慣はとてもシンプル。1日に1つ、いらないモノを手放すだけ。
大きな変化はすぐには感じられないかもしれませんが、毎日コツコツ続けることで、1ヶ月後には30個もの不要品がまとまっていることになります。

ちなみに、ミニマリストの間では「1in1out(ワンイン・ワンアウト)」という考え方がよく知られています。これは「何か1つ新しく手に入れたら、何か1つ手放す」というルール。
でも、断捨離初心者にはまず「1day1out」のように減らす習慣を身につけることがおすすめです。

少しずつでも前進することで、確実にスッキリとした暮らしが実現できますよ。

コツ④ 迷ったら“保留”にする

断捨離をするとき、「いる」「いらない」の二択で仕分けしようとすると、思いのほか時間がかかってしまったり、あとから後悔してしまうことがあります。

そこでおすすめしたいのが、「保留」という選択肢を加えること。

断捨離ガイドstep⑤でもお伝えしたように、仕分けの際は【いる・いらない・保留】の3つに分けて考えるのがポイントです。

「今は手放す決心がつかないけれど、必要かどうかもはっきりしない」——そんなときは、無理に決断せず、いったん保留にしてOK。

この“保留”を設けることで、判断に迷うアイテムに引っ張られることなく、断捨離全体をスムーズに進めることができます。最終的な満足度も高まり、後悔の少ない断捨離が実現しますよ。

コツ⑤ 気持ちを言葉にしてみる

「もう必要ないかも」と思っても、なぜか手放す決断ができないモノってありますよね。頭では「いらない」と判断しているのに、心がついてこない。そんな時こそ、自分の気持ちを言語化してみるのが効果的です。

「なぜ手放したいのか?」「なぜ手放すのが不安なのか?」——こうした思いを言葉にすることで、自分の中のモヤモヤが整理され、納得感が生まれます。
そしてその納得感が、手放す一歩を後押ししてくれるのです。

おすすめは、言語化した言葉を紙に書き出してみること。頭の中だけで考えるよりも、より客観的に自分の気持ちを見つめることができます。

コツ⑥ 誰かに手放す気持ちをもつ

断捨離をしようと決意したのに、なかなか続かない……。
実は、手放し方が「捨てる」一択になっていると、途中で挫折してしまう原因になることがあります。

いらないモノを手放す方法には、大きく分けて「売る」「譲る」「捨てる」の3つがあります。ところが、「とにかく捨てる」だけに集中してしまうと、そのモノに込められた思いや記憶を置き去りにしてしまいがちです。

モノには、私たちの感情や思い出が宿っています。ただゴミとして処分してしまうと、どこかで心がついていかず、後悔したり、罪悪感を感じたりすることも。

だからこそ、手放す前に「このモノは誰かに使ってもらえるかもしれない」「まだ価値があるなら売ってみようかな」と、別の選択肢を考えてみるのがおすすめです。

断捨離のゴールは、モノを「捨てる」ことではなく、自分の元から「手放す」こと。思い出の詰まったモノを、誰かに引き継いでもらう気持ちで手放せたら、心もスッと軽くなりますよ。

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コツ⑦ “10個の効果”の再確認

断捨離には、実に10個もの嬉しい効果があることを、記事内でご紹介しました。
一度その効果を振り返ってみることで、途中で挫折してしまうことを防げるはずです。

断捨離のメリットを再確認してみると、「やっぱりやってよかった!」と感じられ、手放すことへの迷いやブレーキも少しずつゆるんでいきます。

そして、自分にとって本当に必要なモノが見えてきたとき、断捨離はますます加速していくでしょう。

コツ⑧ 楽しむ工夫をする

断捨離というと、「片づけ」や「整理整頓」といった堅苦しいイメージを持つかもしれません。でも、ちょっとした工夫で、これを“楽しい時間”に変えることができます。

たとえば、パートナーや家族と一緒に取り組んでみたり、好きな音楽を流しながら作業してみるのもおすすめです。断捨離前と後の写真を撮ってビフォーアフターを見比べれば、自分の頑張りが目に見えて実感できて、達成感もひとしおです。

断捨離が楽しくなる工夫例

  • 誰かと一緒にやる(パートナー・家族・友人など)
  • 好きな音楽を流す(卒業や記念日系の音楽はモノとのお別れに◎)
  • 写真を撮る(スッキリビフォーアフター)

断捨離は、単なる掃除や片づけではありません。不要なものを手放すことで、心も空間もスッキリし、人生を見つめ直すきっかけになることもあります。まるで、自分の未来を整えるための「小さな記念日」のようなものです。

そのためには、モチベーションを保てるような工夫が欠かせません。自分に合ったやり方を見つけて、楽しく、前向きに取り組んでみてください。

【注意点】やりがちな落とし穴も!初心者が気をつけたい2つのポイント

断捨離で失敗・後悔してしまうこともあります。この記事を読んでくださっている方には絶対にそうはなってほしくありません。断捨離の2つの注意点です。

断捨離の注意点

  1. 家族のモノの取り扱い
  2. 絶対に手放してはいけない“本当に必要なモノ”

ポイント① 家族のモノの取り扱い

断捨離を進めると、自分には不要に思えるモノがどんどん出てきますよね。でも、それがたとえ家の中にあったとしても、「自分以外の家族のモノ」であれば、勝手に手放してはいけません。

自分にとっては不要でも、それが誰かにとっては大切な思い出や、まだ必要なモノであることも多いのです。それは、たとえ距離の近い家族であっても同じこと。

「もういらないよ」と口では言っていても、いざ処分されると寂しくなったり、後悔したりすることもあります。やはり、モノを手放す判断は、その持ち主自身が下すべきものです。

理想は、家族みんなで一緒に断捨離に取り組むこと。お互いの気持ちを尊重しながら整理できれば、後悔のないスッキリした暮らしが手に入りますよ。

ポイント② 絶対に手放してはいけない“本当に必要なモノ”

日々の片づけや断捨離を進める中で、どうしても手放してはいけないモノがあります。そのひとつが「重要書類」です。

特に、金融や保険に関する書類は最重要。普段使わないからといって、つい不要だと判断して処分してしまいがちですが、いざというときに必要になることが多くあります。

また、普段は使わなくても、緊急時に必要になるものも忘れてはいけません。たとえば、葬儀の際に必要な「喪服」などは、その典型です。

絶対に手放してはいけないモノ(例)

  • 重要書類(金融・保険・個人情報関係)
  • 緊急物品(喪服・常備薬・現金)

これらの「本当に必要なモノ」は、使う頻度が少なくても、しっかり保管しておくべきです。
捨てるかどうか迷ったときは、“使用頻度”ではなく“必要性”で判断することが大切です。

【まとめ】断捨離は、モノを通して自分を見つめ直す時間

ここまで、断捨離の意味や効果、やり方、コツ、注意点についてご紹介してきました。

断捨離とは、「いらないモノを捨てる」ことではなく、「自分にとって本当に必要なモノは何かを見極めること」です。

ただ捨てるのではなく、選び抜くことで、モノとの距離感や自分の大切にしたい価値観にも気づくことができます。

モノを整理することで、思考もスッキリと整い、心に余白が生まれます。
それは、より豊かで、自分らしい暮らしをつくる大きな一歩になるでしょう。

断捨離の効果は、心や暮らしを前向きに変える力があります。
また、やり方やコツを知っておくだけで、無理なく始めることができます。

断捨離の初心者でもまずは「一歩」からで大丈夫。
小さなスペースから、自分のペースで断捨離をはじめてみてください。
きっと、暮らしにも心にも、心地よい変化が訪れるはずです。

応援しています!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。


断捨離や宅配買取については以下記事も参考にしてみてください。

30代の断捨離:断捨離は30代の必修科目。人生をリスタートする方法
不要品まとめ:【不要品30選】引越しや断捨離であるあるの不要品まとめ
宅配買取まとめ:【徹底解説】宅配買取について 7つの記事をまとめて解説
宅配買取レビュー:【実践解説】いーあきんどレビュー。ジャンルの幅広さが魅力的!

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