- 引越し業者の作業時間を最短にしたい人
- トラブルやリスクを回避する快適な引越しをしたい人
- 業者が感動する引越しの上級者になりたい人
このような方へ、引越し準備でやるべきこと10選をお伝えしていきます。
- 引越しの作業時間を最短にするスキル
- 引越しにかかわるトラブルを回避するスキル
- 引越しの上級者になるスキル
現役のプロの引越し屋として数多くのモノと触れあってきた目線で
「モノと暮らし」について考えを発信しています。
2020年からできるだけ必要な物を厳選し、好きなモノだけで暮らす
断捨離ライフを実践中です。
引越し準備でやるべきこと10選。
最短作業時間でタイパUP!
引越しの作業時間って大体どのくらいかかるか知っていますか?
引越しスタッフ人数と荷物の量にもよりますが、一般的にスタッフが2名で行う場合、
- 5立米 30分
- 10立米 1時間
- 15立米 1時間30分
- 20立米 2時間
といった目安になります。
(立米とは荷物量の単位です。荷物量×6分と覚えましょう)
作業時間は短いに越したことはない
引越し作業というのは引っ越すお客様自身だけではなく、近隣住民、管理会社など様々な方へ影響がある大イベントです。
短いことに越したことはありません。
時間がかかってしまうと発生する問題
- 駐車場問題 近隣住民が車の出入りでトラックが邪魔
- 騒音問題 下の階の方やお隣さんなど近い部屋へ影響あり
- 立会時間を過ぎてしまい管理会社が来てしまう
- 電車やバスで移動する場合予定に間に合わない
最短作業時間のために 引越し準備でやるべきこと10選
私がプロの引越し屋として現場で経験してきた中で、いろいろな引越し業者、引越しスタッフがいると感じています。確認不足や雑な作業によってお客様に迷惑をかけてしまうケースがあります。レベルは本当にピンキリ。この業界のレベルがもっと上がればいいなーと夢見ています。
引越し業者やスタッフが選べたら理想ですが、できるだけトラブルにつながるリスクを下げるための具体的なアクションをご紹介します。
①トラックの駐車スペースを開けておく
アパートやマンションであれば建物の出入り口前に駐車スペースがあるでしょう。もし、そうしたスペースがなかったり、戸建から引っ越す場合は自分の車を動かしておくなどトラックの駐車スペースを開けておきましょう。引越し業者が来てすぐ作業に取り掛かれます。
②自分が履く靴はベランダへ
下駄箱にある靴は業者が専用の資材で運ぶこともあるかと思います。その際に自分が履く靴を別にしておきましょう。そうしないと間違えて持って行かれてしまいます。あるいは、玄関に置いておくと、作業中に踏まれてしまったりと邪魔になるため、ベランダや室内に置いておくことをおススメします。
③運ばないものを伝える(手持ち品、備え付き、置いていく、処分するもの)
たまにあるのが財布、カード、鍵などを誤ってダンボールに入れてしまうケース。搬出が完了した時点で気付き、トラックの中から取り出すことが困難な状況になってしまいます。また、引越し業者が確認を怠り、誤って備え付けの備品を持って行ってしまうこともあります。必ず運んではいけない物を伝え、可能なら印もしておきましょう。
ちなみに処分品や不用品があれば買取サービスを使って引越し当日には運ぶものだけにしておけると計画的ですね。
④配線をすべて抜いておく(TV、PC、レンジ、冷蔵庫、洗濯機)
家電の電源は抜いておきましょう。TV、レコーダー、PCなど、配線が複数あるものは印をつけたり写真を撮っておくなど工夫しましょう。複数ある配線が絡まっていると時間が意外と奪われます。
⑤ドラム式洗濯機は固定ボルト金具を用意しておく
洗濯機は縦型とドラム型の2種類あります(たまに二槽式に出会います)。ドラム式洗濯機の場合は運搬時に洗濯槽を固定する必要があります。固定せずに運んでしまうと運搬中の揺れや振動などで故障してしまいます。そのため、メーカーでは必ず固定ボルトを付属しています。固定ボルトの設置は洗濯機を動かした後でないとできないため、業者にお任せしましょう。
⑥灯油ストーブは空焚きし、ポリ袋に入れる
灯油などの危険物は法律で決まっており運ぶことができません。必ず空焚きをし灯油が空っぽの状態にしましょう。ただ、空焚きしたとしてもわずかに溜まってしまっているケースがあります。それが漏れて他の荷物に影響してしまうケースもあります。そのため、念のため大きなポリ袋に入れておくことで被害が広がらないでしょう。
⑦リモコンはすべてまとめておく
リモコンはいろいろあります。TV、レコーダー、エアコン、照明など持っていく荷物のリモコンはまとめておきましょう。また、持っていかない荷物のリモコンも業者が誤って荷物と一緒にしてしまわないように自分で持っておいたほうが安心です。
⑧取り外しておくもの(キャスター、棚板、照明、物干し竿)
収納ケースなどの下についているキャスターは破損するケースがあるため外しておいたほうが無難です。食器棚や本棚の棚板は傾けるときに外れるため取り外しておきましょう。照明に踏み台を使って取り外せそうなら外しておきましょう。物干し竿も外して室内に置いておきましょう。
⑨家具を分解しておく(ベッド、テーブル、こたつ、食器棚、タンス)
前提として、大物の家具は業者に任せましょう。大きく重たいものがありますからね。あくまで「可能であれば」です。
ベッドやテーブルは基本的に分解して運びます。ご自身で工具を持っており分解が可能であれば作業時間が大幅に短縮できます。食器棚やタンスなど上段と下段が分かれたものは一人では危険なので2人以上で行いましょう。
⑩全ての荷物の掃除をしておく
荷物を搬出する前にある程度の家具や家電を掃除しましょう。ほこりが結構溜まっているものもあるかと思います。業者が軽くタオルで拭き取ったりもしますが、事前に掃除機でほこりを吸っておけると部屋中にほこりが舞わずに引越し作業を行えるでしょう。
準備で9割が決まる!最短作業時間でタイパUP!
タイパとはタイムパフォーマンスの略語です。コスパ(コストパフォーマンス)と並べて語られたりしますね。現代社会は短い時間で最高のパフォーマンスを求めているのです。
この記事を読んでくれている読者の皆さんには快適で気持ちの良い引越しをしてほしいと思っています。そのためには、どの引越し業者を選ぶかも大切ですが、いかに引越し前の準備をしておくかも大切です。
物事が成功するかどうかは準備で9割決まります。今回紹介した10個のアクションをぜひ実行して引越し業者を待ちましょう。すると、到着後、引越し業者に驚かれるでしょう。
「引越し上級者ですね!」
なんて言葉を貰えるかもしれませんね。それだけ、荷造りをちゃんとできている方は引越し業者からすると感動と感謝の気持ちでいっぱいです。タイパの良い素敵な引越しイベントを!(^^)!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
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